お正月準備の中に鏡もちがあります。
無知で恥ずかしいのですが、今は伝統を大切にしながらも、新しいスタイルの鏡もちがあるんですね。
そもそも、鏡もちがおもちでないことに驚きました。
ガラスや陶器、木製のものまであるんですね。
そもそも毎年、鏡もちを用意するのが手間になってきました。
とは言え、お正月に鏡もちがあるとないとでは気分が違います。
お正月感が下がります。
なので、毎年買わなくてすむ鏡もちはないものかと、探し始めたのです。
率直な感想は、「これが鏡もち?すてき!」でした。
鏡もちの意味を踏まえて、一緒に見て見ませんか?
鏡もちを飾る意味
お正月飾りは年神を迎える目印です。
鏡もちは年神がその家にとどまるための依代(よりしろ)です。
丸いおもちは大小で月と太陽を表しています。
そして、陰と陽で福徳が重なって縁起がよいとされています。
鏡もちは重ねることで、円満に年を重ねる意味が込められています。
橙(だいだい)
鏡もちの上にのっているのはみかんの仲間の橙です。
橙は実が落ちにくく、数年枝に残ることがあります。
そうして実をつけて落ちずに残るをくり返して、一本の枝に何代もの実をつけることから
子孫繫栄、家が代々続くことを表します。
裏白(うらじろ)や御幣(ごへい)など、お正月飾り同様に鏡もちにも使われます。
鏡開き
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鏡開きは、お正月の間に飾っていた鏡餅を下げ、無病息災を願って食べる行事のことです。
年神の魂が宿ったおもちを雑煮などでいただきます。
そうすることで、年神の運気を分けてもらい、無病息災を願います。
鏡もちの「鏡」は平和・円満の意味があり、「開き」は末広がりを意味します。
「鏡割り」とも言われますが、「割る」は壊すことに通じる忌み言葉であるため、
一般的には縁起を担いで「鏡開き」と言います。
新しい形の鏡もち
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ガラスの鏡もち
まず初めにガラスの鏡もちを見て見ましょう。
きれいですよね、かわいいですよね。
お餅の部分は白と透明のガラスの二層構造になっていて、外側がガラスで透き通っています。
ガラスの良さが鏡もちによく表れています。
だいだいも単色にせずにつぶつぶになっているところが、光の加減できれいです。
水引の赤とだいだいのオレンジ、白によく生えますね。
こちらの鏡もちは大胆に透明です。
それから、だいだいは金色です。
金色は古来より、金運、豊かさ、富の繁栄の象徴です。
鏡もちなんですけど、ここまで来るともはやインテリアですね。
磁器の鏡もち
次は陶器の鏡もちです。
白磁でできたおもちは、ひかえめなつやがあります。
それゆえ、上品な印象です。
なおかつ、磁器でできているので軽く、中におもちを入れることができます。
さらにだいだいは一輪挿しになっていて、生の葉物を挿すとより鏡もちが本物らしくなりますね。
木製の鏡もち
木と鏡もちの組み合わせはピンときませんが、見たら素敵!
鏡もち部分は中は空洞になっていて、おもちを入れることができます。
そればかりでなく桐箱は三宝としても使え、鏡もちをしまって収納できます。
そのうえ、だいだいは五色の絹の唐打紐を組んだ「亀結び」で、モダンな感じかします。
ちりめんの鏡もち
こちらは何ともぬくもりを感じる鏡もちです。
でもやっぱりおもち!
ガラスの鏡もちも陶器の鏡もちも素敵だけど、やっぱりおもちの鏡もちを飾りたい!と言う気持ちも片隅にあります。
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わたしは新潟育ちということもあり、地元企業のサトウのおもちには大きな信頼を寄せています。
しかも、うれしい個装です。
またしても、立派な鏡もちを見つけました。
この縁起のいい飾りの充実さは、大きな鏡もちだからこそですね。
そして、こちらは丸餅ではなく切り餅です。
おわりに
お正月準備であれこれ見るのは、楽しいですね。
すっかりいい気分転換になりました。
時間に追い立てられて準備するのは大変な労力ですが、
ゆっくりいろんなものを見るだけで、いい息抜きになりました。
楽しかったです。
お正月気分を盛り上げるおりがみを
紹介しています。
よろしかったら
のぞいてみて下さいね。
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