わたしのだるまさんは縁起がいいだけでなく食いしん坊です。
近頃、わたしのだるまさんは食べるのが大好きで、とうとう料理を始めました。
最初にだるまさんはごちそうを作りました。
けれど、だるまさんは食べることができませんでした。
なぜなら、ごちそうが逃げてしまったからです。
しかし、七転び八起きのだるまさんです。
このくらいでめげることはありません。
次にだるまさんは祭囃子に誘われて、屋台を出すことにしました。
その時はいか焼きを作りました。
さあ、できたと思った時、いか焼きは海へ行ってしまいました。
その時、だるまさんはいか焼きの背中を見送ることしかできませんでした。。
あんまり楽しそうで、水を差してはかわいそうだと思ったからです。
それでも、七転び八起きのだるまさんです。
やはり、めげることはありませんでした。
だるまさんは気を取り直して、ふたたび屋台を出すことにしました。
今度こそみんなを、だるまさんの料理でとりこにしようと思ったのです。
焼きとうもろこしを作る
さあ、はじめますよ。
だるまさんは太陽の光をたっぷり浴びたとうもろこしで、焼きとうもろこしを作ることにしました。
火であぶってタレをつけます。
その香ばしい匂いにみんな、とりこになることでしょう。
まずは材料です。
だるまさんは白だるまを用意しました。
白だるまはスッキリした三角だるまなので、
とうもろこしのズッシリした
食べ応えがあるようにだるまさんは工夫しました。
白だるまをふっくらできました。
でも、まだまだとうもろこしではありません。
そこで、ヘラでトントントンとつぶつぶを作りました。
なんと言っても、とうもろこしの魅力は甘いはじけんばかりのつぶつぶです。
白だるまはあちこち体がこっているらしく、
「そこそこ、きくなぁ」と言っていました。
つぶつぶが全部できあがったとき、
白だるまは「ああ、体が軽くなった」と喜んでいました。
次は焼きです。
焼きとうもろこしですからね。
ちなみに、
うなぎ屋さんの世界では
「 串打ち3年、裂き8年、焼き一生」
と言うそうです。
ですが、だるまさんは炭を忘れたままでした。
とんちを働かせて、だるまさんは色をぬることにしました。
やはり焼き目は大事です。
だるまさんはちょんちょんちょんと焼き目をつけました。
とうもろこし、焼けました
ごらんください、焼きとうもろこしのできあがりです!
さっそく、だるまさんは焼きとうもろこしをかじろうとしました。
その時です!
目の前をおみこしが通りました。
とうもろこしだるまは大喜び、
「おみこし、わっしょい!」と言っておみこしと行ってしまいました。
お祭りですものね。
焼きもろこしだるまのキーホルダー
実はこの後、この焼きとうもろこしだるまを
キーホルダーにしました。
娘が中学生になり自転車通学になりました。
なので、自転車のカギに付けようと娘に作ってあげました。
するとどうでしょう。
娘に「おじさんの顔、いや」と言われました。
そんなこと言われたら、おじさんだって傷ついちゃう。
と思いましたが、あえて言いませんでした。
わたしはおばさんですけどね。
だるまさん、またもや残念でしたね。
だるまさんが屋台を出すお話でした。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
ちなみにピンタレストでは作り方として公開しています。
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