かんたん正月飾り あわび結びで松竹梅

お正月飾りにぴったりな、簡単に結べる松竹梅の紹介です。
水引にはいろいろな美しい結びがありますが、基本になるあわび結びだけで松竹梅を作ります。

一つの結びから3種類作ります。
しめ飾りやぽち袋に、おめでたい場面に活躍しますよ。

こちらでは縁起物の松竹梅の意味、あわび結びの作り方、松竹梅を使ったお正月飾りをご覧いただけます。

祝儀袋やぽち袋に使っても素敵です。

全部、あわび結びです。
一番上の竹はあわび結びを少し手を加えました。
単色で結んだり、二色使いにしたり変化が楽しめます。

こちらは、1本から5本で結んだあわび結びです。

もくじ

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松竹梅の意味

お正月や結婚式、お祝いの場で飾られる松竹梅は古くに中国から伝わってきました。
中国では絵の題材として好んで描かれた「歳寒三友」(さいかんさんゆう)が日本に伝わったのが始まりです。

歳寒三友とは、厳しい寒さの中でも友になってくれる3つの植物、松竹梅のことです。
松は夫婦愛
竹は成長
梅は豊かな生活
を表します。

松竹梅は門松にも使われますが、
松は永遠の命
竹は誠実さ
梅は出世
開運の意味が込められています。

厳しい冬の中でも葉を落とさず、一年中葉を青々としていることから、長寿のシンボルとされてきました。
そして強い生命力を表します。

また、松の葉は二本でひとつなので、縁結び、夫婦和合の意味も込められています。

竹は地にしっかりと根を張りめぐらせ、新しい芽が次々生えます。
またまっすぐ伸びる様子から、子孫繁栄の象徴とされてきました。

また、竹は折れにくく成長が早いことから、生命力や成長を表します。

冬も枯れず青々としていることから、「不老不死」「長寿」「力強さ」の意味もあります。

梅は百花に先がけて咲く言われています。
厳寒にたえて春一番に咲くことから、逆境に耐える力を与えるとされています。

そして、実をたわわにつけることから豊かな生活を意味します。

さらに、梅の音を「産め」にひっかけ、伴侶を迎え、子孫繁栄を願う結婚や花嫁が着る打掛にも描かれています。

あわび結びの作り方

はじめに、しごいてしなやかにした水引を用意します。

それから、左端を右端にのせます。

だるまくん

水引を結ぶときはどちらが上になるか下になるか、
とても重要です。
上手く結べない時は、上に渡すのか下に渡すのか
確認すると、上手くいきます。

つぎに、できた輪の上に渡します。
まだ重ねている状態です。

そうして上に渡したら、左のはしが下になるように交差させます。

ここで輪の大きさをそろえます。

それから、下に渡したはしを上に持ってきます。

上に持ってきたはしを上下上下と渡していきます。

実際には、このように押さえて結びます。

こちらは上下上下に渡したところです。
この段階で結びは固定されています。

それから、両端をひっぱって形を整えます。

さいごに形が整ったら、あわび結びのできあがりです。

あわび結びで松竹梅のバリエーション

上から、水引3本で結んだ松です。気持ち横長になるように形を整えます。

二つ目は水引3本で真ん中に白をはさみました。ゆるめに結んでさらに横に細長くしています。

三つ目は同じ水引3本ですが、横の輪を1本ずつ間を空けて結びました。

こちらは2本の水引を金のテープでとめて、松葉にしました。

たったこれだけなんですけど、これがどうして、ちょっとそえるだけで雰囲気が良くなります。

あわび結びに金の水引を3か所、後ろから通して余分なところを切り落としました。
より松らしさが出てますよね。

四つ目は松結びです。
あわび結びより複雑なのですが、初めはあわび結びから始まるので一緒にしました。

竹はあわび結びの輪をつまんでとがらせ、竹の葉に見立てました。
色の組み合わせを変えたり、大きさを変えて楽しみます。

一番下の竹は、あわび結びにひと手間加えたものです。
こちらの結び方は葉の部分を細長くできるので、より竹らしくなります。

より手数がかかりますが、一番下の叶結びで作る竹も水引で作れます。

梅を紹介します。

一番上は水引2本であわび結びを結んだものです。

二つ目は3本で結んだあわび結びに、前から短く切った金の水引差しこんで、後ろからテープでとめたものです。

三つ目は、
5本で結んだあわび結び、
白い3本の水引を輪にしてワイヤーでまとめたもの、
金の水引を5本束ねたもの、
3本で結んだあわび結びを重ねてボンドなどで固定します。

こちらは手間がかかった分かわいらしいのですが、厚みが出ます。

四つめは梅結びです。
あわび結びに二手間加えた結びです。

松竹梅を使ってしめ飾り

梅に御幣をプラスしたしめ飾りです。

いずれも手のひらサイズの小さなしめ飾りです。
大きいしめ飾りを作ろうとすると、どうしても力が入ってなかなか進まないのですが、
小さなしめ飾りは手軽に作り始めることができます。

小さくてもお正月気分が楽しめます。
年末の贈り物に熨斗の代わりに小さなしめ飾りをそえると、喜ばれると思います。

動画で作り方を紹介

ピンタレストでは作り方を動画で紹介しています。

Pinterest
水引で あわび結び | お正月 飾り, 手作りしおり, 水引 アクセサリー 作り方 このピンは、Pinterest で yurara.yurari/ゆらら・ゆらり さんが作成しました。水引で あわび結び
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mizuhiki matsu musubi | お正月 飾り, 正月, 松竹梅 このピンは、Pinterest で yurara.yurari/ゆらら・ゆらり さんが作成しました。mizuhiki matsu musubi

最後までお付き合い、ありがとうございました。
基本のあわび結びから作る松竹梅の紹介でした。

昔からたくさんの願いを込めて使われてきた松竹梅。
今も変わらず、お祝いの場面で使われています。

新しい門出に、良いスタートがきれますように。

ゆらら・ゆらり

会話のきっかけになったら、会話が増えたらいいなの
思いで作っています。

わたしの人と人を結ぶ手仕事は始まったばかり。

これからもたくさんのことを試してみます。

またのぞいてみて下さいね。

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