花のもんきり ―五つ折りで作る7種類の花―

花のもんきりを7種類紹介します。
花のモチーフはいつの世も好まれてきました。
また、どんな場面にも使いやすく愛らしいです。
そして、もんきりは少し角度や長さを変えるだけで違った花が現れるところが楽しいです。

五つ折りができれば、簡単に花のもんきりを楽しむことができます。
お祝いや季節のデコレーション、ギフトに活躍するもんきりです。

この形に切って広げます。
どんな花になるか想像できますか?
不思議な形が混じっていますね。

紋切とは、折りたたんだ紙を型通りに切って、紋の形を作ることです。
型に合わせて切ると、美しい形、紋を楽しむことができます。
古くから伝わる切り紙遊びです。

紋とは図形、模様のことです。
また、家紋を意味します。
家紋は家で代々伝えられる図形、しるしのことです。

もくじ

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五つ折りの方法

はじめに五つ折りをしましょう。
これから紹介する花のもんきりに共通する下準備になります。
また、五つ折りは花や星を切るときに便利な折り方です。

まず、半分に折ってからさらに半分に折り目をつけます。

つぎに一枚めくって半分に折り、ちょいとしるしをつけてもどします。

折り目が交差しているところめがけて、左の角を折ります。
そして、ちょいとしるしをつけてもどします。

今つけたしるしと中心を結んだ線に合わせて、右角を折ります。

つぎに、半分に折って裏返します。

点線で折ると五つ折りの出来上がりです。

花のもんきり

なでしこ

なでしこの花言葉には純愛、無邪気があります。

はじめに、下からひらがなのしのように切り始めます。
それから、上に向かって右にカーブします。

左に向かってギザギザしながら切ります。
繊細な花弁は、かわいらしいなでしこの特徴です。
そして下の角を丸みを持たせて切ります。

広げると、なでしこの出来上がりです。

自由に切ることができるので、花弁を丸くしたり細くしたり、中央の切込みの形を変えたり、いかようにもアレンジができます。
思いつくままに楽しんでみてください。

花の一例として、下の部分に少し切込みを入れて、上に向かって切ります。
それから、左へ丸く切ります。

最後は直角になるように切り離します。

細長くなるように切り取りました。

広げると、このような花ができました。

丸に花

切はじめと切り終わりは直角になるように丸く切ります。

上の線にそって切りますが、左側は切り離しません。

つぎに、下の部分に少し切込みを入れて、上に向かって切ります。
それから、左へ丸く切り離します。

最後に左側と下の部分を

広げると、輪の中に花を入れることができました。

八重の花

一見、切って作るには複雑そうな花の形です。
ですが、3回切るだけで八重咲の花ができます。

丸く切りましょう。

左側を切り取ります。

つぎに、外側の線にそって切ります。

広げると、八重の花の出来上がりです。

桔梗

桔梗の花言葉は永遠の愛、変わらぬ愛、誠実、気品、 清楚です。
贈り物にそえると素敵ですね。

上の部分はツンととがらせ、下の部分は丸みを持たせて切ります。
これだけで桔梗の出来上がりです。

しずくを半分にしたような形を切り取ります。
すると、光琳桔梗になります。

広げて出来上がりです。

陰桔梗

かげききょうと読みます。
かげの厚みによって、陰桔梗や中陰桔梗、太陰桔梗になります。

はじめに、上の部分はツンととがらせ、下の部分は丸みを持たせて切ります。

外側の線にそって切りますが、下の部分は切り離しません。

少し角度をつけて細長く切りました。

広げると、陰桔梗の出来上がりです。

菊の花言葉は「高貴」「高尚」「高潔」です。

左右対称にしたいので、中心に折り目を付けます。

左右同じように丸く切ります。

だるまくん

左右の大きさや高さを変えてもきれいな菊ができます。
花弁をとがらせると、ダリアのようになります。

左右同じように切り取ります。

それから下の部分も切り取りました。

このような形になりました。

広げて菊の出来上がりです。

だるまくん

左右の大きさや高さを変えてもきれいな菊ができます。
花弁をとがらせると、ダリアのようになります。

花のもんきりを使って

のし袋に花のもんきりを飾りました。

動画で五つ折りの方法を紹介

ピンタレストでは五つ折りの仕方を動画で紹介しています。

Pinterest
Origami Paper-cutting【2024】 | おりがみ アート, Diy ギフト, ペーパークラフト 2024/07/21 - 梅のもんきりの作り方の紹介です。もんきりとは、模様やしるしを切って作ることです。型紙なしで簡単に作ることができます。

おわりに

花のもんきりの紹介でした。
少し変えるだけで違った花が現れるところが好きです。

近頃、もんきりが好きでせっせせっせとたたんでは切り、切ってはたたんでをくりかえしています。
はじめは家紋が素敵だなと思って始めたのですが、種類がたくさんあって楽しかったです。
紋をじっと見てあれこれ考えながら切って広げます。
広げた時、現れた形が思うようにできてもうれしいですし、違っていてもこれまた楽しいものです。

ゆらら・ゆらり

今までは一人で楽しんでいたおりがみですが、近ごろは他の誰かとおりがみの楽しさを共有できたら、なんて思っています。

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