かたばみの紋きり ―子孫繫栄の家紋―

かたばみの紋きりの紹介です。
かたばみは雑草です。
どんな荒れ地でも根を張って増える雑草です。
その繁殖力が旺盛なのにちなんで、子孫繁栄する願いを込め家紋に用いたとされています。
かたばみは平安時代から多く用いられ、図柄の種類が豊富です。
その一部を紋きりで紹介します。

水引 よつばのクローバー

すべて折り紙を三つ折りにしてから切っています。
まずは下準備で三つ折りしましょう。

もくじ

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三つ折りの方法

はじめに、三角に半分に折ります。
それから、もう一度半分に折ってもどします。

上の角と右の角を合わせて少しだけ折り目をつけます。

さらにもう半分に折り目をつけます。

もう一度半分に折って、目印をつけます。

この目印と真ん中を結んだところに合わせて、左角を折ります。

最後に、右角を折ると三つ折りになります。

かたばみの紋きり

かたばみ

三つ折りをしたら、切り始めましょう。
ハートのような特徴のあるかたばみの葉を切り出しましょう。

丸く切って、下に行くにつれかぎ針のようにすくうように切ります。

それから、葉の中央の部分を切ります。

最後に広げて出来上がりです。

光琳かたばみ

はじめに、上に向かって緩やかに切り出しましょう。

そして、左に近づくにつれ下に向かって切ります。

切り離したら、右側をしずくを半分にした形に切ります。

そして、広げて出来上がりです。

丸にかたばみ

まずは丸く切りましょう。
切はじめと切り終わりは直角になるように切ると、きれいな円になります。

少し下に上と同じ円を想像します。
その円を途中まで切り、下に切り込みを入れます。

つぎに反対側から半分ほど円を切って、

左側に膨らむように丸く切ります。

少しまっすぐに切ってから左に切り離します。

右側を適当に切り離します。

そして、広げて出来上がりです。

丸にかたばみ2

まずは丸く切りましょう。
切はじめと切り終わりは直角になるように切ると、きれいな円になります。

少し下に上と同じ円を思い描いて、両側から切り込みを入れます。

こんな感じに切り込みを入れます。

反対側にも切り込みを入れましょう。

下の角を切ります。

最後に、広げて出来上がりです。
もう少し中央が小さくなるように切ると、より良かった気がします。

剣かたばみ

はじめに、右から丸く切り込みを
まだここでは切り離しません。

今度は上に向かってゆるくカーブして切ります。
それから、左端に向かって反るように切ります。

右側に少し切り込みを入れます。
このときは、角かくに切りました。

そして、広げて出来上がりです。

中陰剣かたばみ

右側は丸く大きめに、左はまっすぐに切ります。

左側の直線にそって切り込みを入れます。

そして、ややカーブして下まで切ったら、左に向かって切り離します。

右側をくの字に切りました。

最後に、広げて出来上がりです。

かたばみのお守り

かたばみの生命力の強さにあやかってお守りにしました。
どんな荒れ地でも粘り強く、願いをかなえたいものです。

動画で三つ折りの方法を紹介

ピンタレストでは三つ折りの仕方を動画で紹介しています。

Pinterest
How to fold in three 三つ折りの方法 en 2024 | Manualidades, Manualidades ropa 11-ago-2024 - かたばみの紋きりの紹介です。かたばみはどこでも生える雑草なので、子孫繁栄する願いを込め家紋に用いたとされています。

紋きりとは

紋切とは、折りたたんだ紙を型通りに切って、紋の形を作ることです。
型に合わせて切ると、美しい形、紋を楽しむことができます。
古くから伝わる切り紙遊びです。

紋とは図形、模様のことです。
また、家紋を意味します。
家紋は家で代々伝えられる図形、しるしのことです。

おわりに

かたばみの紋きりの紹介でした。

近頃、もんきりが好きでせっせせっせとたたんでは切り、切ってはたたんでをくりかえしています。
はじめは家紋が素敵だなと思って始めたのですが、種類がたくさんあって楽しかったです。
紋をじっと見てあれこれ考えながら切って広げます。
広げた時、現れた形が思うようにできてもうれしいですし、違っていてもこれまた楽しいものです。

ゆらら・ゆらり

今までは一人で楽しんでいたおりがみですが、近ごろは他の誰かとおりがみの楽しさを共有できたら、なんて思っています。

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