梅のもんきり―五つ折りで作る梅の切り絵―

梅のもんきりの作り方の紹介です。
もんきりとは、模様やしるしを切って作ることです。
梅は寒い季節を経て、一番早く咲く花です。
そのことから辛い環境に耐える力を与えると言われています。
また、実をたわわに実らせることから、豊かな生活を意味しています。

型紙なしで紙とハサミがあれば、簡単に作ることができます。
梅は縁起がいいので、お正月などのおめでたい場面に重宝します。

桜のもんきり

たくさん切ったので、もんきりで箱を飾りました。
梅のもんきりと桜のもんきりです。

紋切とは、折りたたんだ紙を型通りに切って、紋の形を作ることです。
型に合わせて切ると、美しい形、紋を楽しむことができます。
古くから伝わる切り紙遊びです。

紋とは図形、模様のことです。
また、家紋を意味します。
家紋は家で代々伝えられる図形、しるしのことです。

もくじ

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五つ折りの方法

はじめに五つ折りをしましょう。
五つ折りは花や星を切るときに便利な折り方です。

まず、半分に折ってからさらに半分に折り目をつけます。

つぎに一枚めくって半分に折り、ちょいとしるしをつけてもどします。

折り目が交差しているところめがけて、左の角を折ります。
そして、ちょいとしるしをつけてもどします。

今つけたしるしと中心を結んだ線に合わせて、右角を折ります。

つぎに、半分に折って裏返します。

点線で折ると五つ折りの出来上がりです。

梅のもんきり

はじめに梅の花びらを丸く切ります。
切り取らず、少し残します。

そして、少し残したところをまっすぐに切ります。
ここでも、少し手前でストップします。

つぎに、四角く切り離します。

丸くチョキチョキチョキと切ると梅の出来上がりです。

陰光琳向う梅

この梅は2回切ります。
まずは花びらです。
細長く丸みを持たせて切ります。

少し残して切ります。

つぎにしずくを半分にした形に切ります。

広げて出来上がりです。

光琳梅鉢

はじめに丸丸く切りますが、切り離しません。

それから、今度は逆方向に丸く切ります。

アルファベットのSのようにグネグネと曲線を切ったら、広げて出来上がりです。

丸に光琳梅鉢

次の梅のもんきりは光琳梅鉢に輪をかけます。

切はじめと切り終わりは直角になるように丸く切ります。

上の丸みにそって切りますが、少し残して切り離しません。

つぎに、光琳梅鉢のようにS字に切ります。

最終的にこのような形になります。
最後に広げて出来上がりです。

八重梅

最後の梅のもんきりは八重梅です。

はじめに小さい山と大きい山を切ります。

まあるい形を頭に浮かべて少し切り込みを入れます。

つぎに小さな山にそって、切り離します。

外側の丸にそって切りますが、少し残して止めます。
それから、四角く切って切り離します。

最後に下を丸みを持たせて切ります。

広げたら、八重梅の出来上がりです。

動画で五つ折りの方法を紹介

ピンタレストでは五つ折りの仕方を動画で紹介しています。

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Origami Paper-cutting【2024】 | おりがみ アート, Diy ギフト, ペーパークラフト 2024/07/21 - 梅のもんきりの作り方の紹介です。もんきりとは、模様やしるしを切って作ることです。型紙なしで簡単に作ることができます。

梅のもんきりを集めた動画です。

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Origami Paper-cutting【2024】 | おりがみ アート, Diy ギフト, ペーパークラフト 2024/07/21 - 梅のもんきりの作り方の紹介です。もんきりとは、模様やしるしを切って作ることです。型紙なしで簡単に作ることができます。

おわりに

近頃、もんきりが好きでせっせせっせとたたんでは切り、切ってはたたんでをくりかえしています。
はじめは家紋が素敵だなと思って始めたのですが、種類がたくさんあって楽しかったです。
紋をじっと見てあれこれ考えながら切って広げます。
広げた時、現れた形が思うようにできてもうれしいですし、違っていてもこれまた楽しいものです。

ゆらら・ゆらり

今までは一人で楽しんでいたおりがみですが、近ごろは他の誰かとおりがみの楽しさを共有できたら、なんて思っています。

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