季節を楽しむもんきりを紹介します。
型紙いらずで、紙とハサミがあればすぐに始めることができます。
しかも、下準備は三角を折るだけの四つ折りと簡単です。
なんと言っても、紋切の面白いところは切ってから広げる瞬間です。
どんな形があらわれるのか、毎回ワクワクします。
紋切とは、折りたたんだ紙を型通りに切って、紋の形を作ることです。
型に合わせて切ると、美しい形、紋を楽しむことができます。
古くから伝わる切り紙遊びです。
紋とは図形、模様のことです。
また、家紋を意味します。
家紋は家で代々伝えられる図形、しるしのことです。
では、さっそく四つ折りの方法から紹介します。
四つ折りの仕方
はじめに、三角に半分に折ります。
それから、上の一枚を三角が半分になるように折ります。
つぎに、下の三角を向こう側に半分に折ります。
これで四つ折りの出来上がりです。
切る時はどこがつながっていて、どこが離れているのか注意します。
季節のもんきり
季節を楽しむもんきりの切り方を6種類紹介します。
笹
4つ連なった笹です。
直角に切り始めて小さく丸く切ります。
それから左端までややカーブして切ります。
少し下から下にカーブして途中まで切ります。
それから、下に向かってカーブしながら切ります。下はつながるようにします。
右側を白線のように切り取り、広げて出来上がりです。
なでしこ
初めにしたの角に曲線を思い浮かべます。
それから、その曲線に重なるように少し切ってから、上に向かって切ります。
次は左側を切り取ります。
上を適当にギザギザに切ります。
広げてなでしこの出来上がりです。
柿の花
はじめは平らに、左側は丸く切り取ります。
したの角を丸く切ります。
左の下側をにこっと笑ったように切ります。
気分によってにっこりでもにやりでもいいです。
広げて柿の花の出来上がりです。
いちょう
いちょうは滑らかな曲線を切ります。
右側が少しつながるように上に丸く切ります。
左側はすとんと落ちるように切ります。
広げると、4枚のいちょうの葉の出来上がりです。
もみじ
下からもみじの軸になるところを切ります。
次に、上からもみじの葉を切ります。
手のひらに例えると、中指の部分になります。
上と下の切込みにつながるように、二回ギザギザします。三回ギザギザすると本格的なもみじになります。
軸の下のところが太くなったので、適当に切りました。
広げて4枚のもみじの出来上がりです。
雪
初めに上のところに曲線を思い浮かべます。
その曲線からはみ出さないように、小さい山と大きい山を切ります。
大きい山に小さな丸をあけます。
さあ、広げてみてください。
たった2回切っただけなのに、雪が出来上がりました。
季節のもんきりを使って
折り紙で作った箱にもんきりを貼りました。
角に重なるところは一度開いて貼ってから、もう一度折りなおしました。
味わいのある箱になりました。
季節を楽しむもんきりとシンプルな箱。
もんきりでシンプルな箱の楽しみ方が広がります。
動画で四つ折りの仕方を紹介
ピンタレストでは四つ折りの仕方を動画で紹介しています。
おわりに
季節を楽しむもんきりの切り方を6種類紹介しました。
近頃、もんきりが好きでせっせせっせとたたんでは切り、切ってはたたんでをくりかえしています。
はじめは家紋が素敵だなと思って始めたのですが、思いのほか楽しかったです。
紋をじっと見てあれこれ考えながら切って広げます。
広げた時、現れた形が思うようにできてもうれしいですし、違てもこれまた楽しいものです。
四つ折りは手順は三角に折るだけなので、始めやすいです。
今までは一人で楽しんでいたおりがみですが、近ごろは他の誰かとおりがみの楽しさを共有できたら、なんて思っています。
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