家紋のもんきり遊び ―三つ折りから作る家紋―

家紋のもんきり遊びの紹介です。
ハサミとおりがみがあれば、三つ折りにして簡単に家紋を切ることができます。
和柄の定番である麻の葉を含む5種類のもんきりを紹介します。

すべて折り紙を三つ折りにしてから切っています。
まずは下準備で三つ折りしましょう。

もくじ

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三つ折りの方法

はじめに、三角に半分に折ります。
それから、もう一度半分に折ってもどします。

上の角と右の角を合わせて少しだけ折り目をつけます。

さらにもう半分に折り目をつけます。

もう一度半分に折って、目印をつけます。

この目印と真ん中を結んだところに合わせて、左角を折ります。

最後に、右角を折ると三つ折りになります。

家紋のもんきり

三剣

三剣は剣紋(つるぎもん)の仲間です。
剣紋はほかの紋と組み合わせて使われることがあります。

剣かたばみもその一つです。

はじめに、下の方を丸く切ります。
切り始めを直角にすると、広げた時きれいな円状になります。

つぎに、右にそりながら上に切ります。

最後に左に向かって切り離します。

広げて出来上がりです。

六つ鱗(うろこ)

鱗紋は複数の三角形の図形です。
魚のうろこに似ていることから鱗紋と呼ばれるようになったようです。

まず、一枚を半分に折り目をつけてもどします。

下の角を折り目に合わせて折って、もどします。

この折り目で切り取ります。

左右から同じ長さになるように切ります。

広げて出来上がりです。
ちなみに、下の切り落とした三角を広げると六角形になります。

梨の花

はじめに、半分に折ります。

丸く切り込みを入れて、

もう一つ丸を切ります。

今度は右に丸く切り離します。

だるまくん

半分に折らない時は、左右にこの形に切ります。
半分に折ると、形が整う反面、厚みが出てかたくて切りにくいんです。

広げて出来上がりです。

麻の葉

植物の麻は成長が早くぐんぐん伸びることから、子どもの健やかな成長の願いが込められています。
また、魔除けの意味もあり、着物の柄や小物に使われてきました。

三つ折りの場合はこの形に切ります。
できるだけ同じ幅で切ります。

半分に折って切るときは、

くの字に切ります。
下の幅は上の幅の半分になるように切ります。

広げて出来上がりです。

三分銅

月の文様かと思って作ったら、分銅紋の仲間でした。
分銅とは天秤で重さを計るときに使う道具です。

右側をつながったところを残して、丸く切ります。

それから上下を丸く切りますが、中央は残します。

残したところを丸く切ります。

右側が少し厚めになったので、切り取りました。

広げて出来上がりです。

三つ折りでできる紋きり

もんきりを使って

無地の折り紙で折り鶴を折りました。
折る前に家紋のもんきりを貼ってから折ります。
麻の葉、三分銅、梨の花を選びました。

丸に桜のもんきりを貼りました。

動画で三つ折りの方法を紹介

ピンタレストでは三つ折りの仕方を動画で紹介しています。

Pinterest
How to fold in three 三つ折りの方法 en 2024 | Manualidades, Manualidades ropa 11-ago-2024 - かたばみの紋きりの紹介です。かたばみはどこでも生える雑草なので、子孫繁栄する願いを込め家紋に用いたとされています。

紋きりとは

紋切とは、折りたたんだ紙を型通りに切って、紋の形を作ることです。
型に合わせて切ると、美しい形、紋を楽しむことができます。
古くから伝わる切り紙遊びです。

紋とは図形、模様のことです。
また、家紋を意味します。
家紋は家で代々伝えられる図形、しるしのことです。

おわりに

三つ折りから作る家紋の紋きりの紹介でした。

近頃、もんきりが好きでせっせせっせとたたんでは切り、切ってはたたんでをくりかえしています。
はじめは家紋が素敵だなと思って始めたのですが、種類がたくさんあって楽しかったです。
紋をじっと見てあれこれ考えながら切って広げます。
広げた時、現れた形が思うようにできてもうれしいですし、違っていてもこれまた楽しいものです。

ゆらら・ゆらり

今までは一人で楽しんでいたおりがみですが、近ごろは他の誰かとおりがみの楽しさを共有できたら、なんて思っています。

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